ウインドウシステムはいわば自分の作業場みたいなものですから、自分の好み に合わせて使いやすいようにあつらえたいものです。背景やウインドウの色や 柄、マウスの応答、文字フォント、キーボードのクリック音、自動的に立ち上 げられるアプリケーション、起動メニューに載っているアプリケーションの種 類など色々なものを設定したくなります。先に挙げた.Xdefaultsを見てみましょ う。
OpenWindows.SelectDisplaysMenu: False OpenWindows.WindowColor: #e3e5b7 OpenWindows.DragRightDistance: 100 OpenWindows.WorkspaceColor: #72bf86 OpenWindows.IconLocation: right-bt OpenWindows.MultiClickTimeout: 4 OpenWindows.Beep: always OpenWindows.SetInput: followmouse OpenWindows.ScrollbarPlacement: right KTerm*VT100*background: #f0f8ff KTerm*VT100*kanjiMode: euc KTerm*VT100*saveLines: 512 KTerm*VT100*foreground: #001020 KTerm*VT100*scrollBar: true KTerm*pointerColor: black KTerm*loginShell: true
これはSUNの.Xdefaultsから取ってきたものですが、Xリソースの名前が左に、 その値が右に書かれています。リソース名はアプリケーションの名前と.もし くは*で区切られたリソースで表されます。この例ではOpenwindowsやKTermが アプリケーションです。値のうち#で始まるのはRGBの色の度合いを8ビットで 表したものです。blackのように色の名前も使えます。色の名前は /usr/lib/X11/rgb.txtというファイルで定義されています。